このページでは、看護師の働き方として、短期の仕事や、派遣の仕事の概要について、解説していきます。
看護師の働き方には様々ありますが、その中でも給与が多いイメージの強い、短期・派遣の仕事。
気になる給料面や、勤務形態、福利厚生はどうなっているのか、契約期間などについて、看護師の視点で見ていきます。
自分が聞いたことのある、実際の口コミもご紹介しますので、参考にしていただけたらと思います。
看護師の短期の仕事、派遣の仕事
看護師の求人を見ていくと、短期間の案件であったり、派遣の案件を目にします。
また、それらの案件に特化した、転職サイトも存在しています。
では、これらの案件はそれぞれどのような特徴があるのでしょうか？
短期の仕事
短期の仕事では、常勤をしながらのWワーク、家庭での生活を考えた上で、短期的に働きたいといった方が多いようです。
採用する側も、一時的な人で不足を補うため等で募集をかけるため、教育を省くことが多く、即戦力となれるような、ある程度の知識が必要となってくると思います。
派遣の仕事
派遣の仕事では、働く期間が定まった、有期雇用という点では短期の仕事と同様です。
しかし、派遣の仕事は、契約を結ぶのが勤務する場所ではなく、派遣会社と契約し、そこから勤務先へ派遣されるといった形になります。
とはいえ、実際の業務内容に違いはないようです。
給料面は？
給料面ですが、平均すると時給換算で２０００円くらいが相場のようです。
月収に換算すると、約３２万円、年収は約３８４万円です。
よろしければ、過去の記事に、看護師の給与の平均があるので参照してみてください。
月収を比較すると、正職員で働くより多いですね。しかし、短期・派遣の仕事は、一般的に賞与の支給がない場合が多いので、年収で考えると、見劣りしてしまいますね。
また、昇給もない場合が多いので、継続して働く恩恵が得られないといったこともあります。
これ以外でも、夜勤専従の案件もあったりするのですが、１回３～４万円くらいの案件があるようです。こちらは、月に8回として、月収２４万～３２万円くらいとなりますが、賞与がない分、正職員に比べると年収ではやはり見劣りしてしまいます。
勤務形態は？
勤務形態については、先方との交渉や、案件に提示されている内容によって、様々あるようです。
日勤のみであったり、夜勤専従、３交代、２交代と様々です。中には、〇時から〇時までといった希望に合わせてくれる場所もあるようです。
福利厚生は？
つづいて、福利厚生です。
社会保険については、契約期間にもよりますが、加入してもらうことができるようです。ですが、契約期間が短い場合には、自分で保険料を納めたり、確定申告をしなければいけないこともあるようです。
また、住宅手当や、退職金制度、託児所の利用など、正職員ならではの制度は受けられない場合が多いようです。
有給休暇は、継続して6ヵ月以上継続的に働く場合には、付与されます。
契約期間は？
契約期間は、労働者派遣法により、同じ職場で最長3年となっているようです。
その間で、1日からの短期派遣や、数か月の長期派遣、派遣終了後に、双方の合意で正職員になることができる紹介予定派遣があります。
実際の声
といったように、短期の仕事、派遣の仕事は、継続して働く上での年収は見劣りしてしまうものの、短期間で、人間関係や、時間の縛りから解放されて働くことができるといった点では、おすすめできる働き方なのではないでしょうか。
適している方は？
多くの働き方がある中で、短期の仕事、派遣の仕事は、高給与なことに対して、福利厚生の面、契約期間の面など不安な点もあるかと思います。
短期間で収入を得たい、契約期間終了後に一定期間働かず、海外などへ行きたい、子育てなどの合間に働きたい、Wワークで収入を増やしたいなど考えている方には適していると考えられます。また、ある程度の経験がある方であれば、色々な病院の色々な診療科を回りたいと考えている方もいいのではないかと考えます。
逆に、月々の固定費、ボーナス払いなどの一定の金額の支出がある方には、適さないのではなかと考えられます。
終わりに
今回は、短期の仕事、派遣の仕事について解説していきました。
短期の仕事、派遣の仕事には一長一短あることが分かりました。
その中でも、短期間で収入を得たい、貯めたお金で海外に行きたい、合間の時間に働きたいなど、目的を持って働くことには適していると感じました。
月々の支出を考えると、契約期間などのこともあるため、明確な目的がないうちは通常の雇用形態も考えた方がよい場合もあります。
短期の仕事、派遣の仕事を考えている方の参考にしていただけたら幸いです。
