このページでは、看護師の勤務形態について解説していきます。
二交代、三交代は主流な働き方だと思いますが、他にどのような働き方があるのでしょうか?
働き方を知ることで、自身のライフスタイルに合った働き方を見つけましょう。
ライフスタイルに合った働き方を実現することで、仕事もプライベートも充実できたら理想ですよね。
看護師の勤務形態
看護師の働き方には、二交代、三交代だけでなく、勤務先によっても、様々な勤務形態があります。
それぞれ一長一短あることと思いますが、その中でも、自身のライフスタイルと照らし合わせて考えていくことで、仕事とプライベートの両立が可能になってくると考えられます。
ここから、具体例を挙げて紹介していきます。
二交代
看護師の代表的な働き方の一つである、二交代です。
こちらは、日勤と夜勤といった組み合わせです。夜勤の勤務時間は、主に夕方~翌朝までです。
メリット
- 三交代に比べると、夜勤がまとまっている分、連休がとりやすい。
- 夜勤前後に時間ができるので、時間に余裕が生まれる。
- 1回の夜勤に対する、手当てが大きい。
デメリット
- 夜勤の拘束時間が長いため、体力面・精神面で疲労が蓄積しやすい。
- 夜勤中の休憩時間の確保、残業の有無などによって、ハードさが変わってくる。
- 睡眠不足から、休日に身体のだるさが表れることがある。
こんな方におすすめ
- 休日を多くとりたい、時間的な余裕が欲しい方。
- 夜勤はしたいが、夜勤の出勤回数が少ない方がいい方。
- まとまった休みを利用して、趣味などに生かしたい方。
三交代
もうひとつの代表的な働き方の一つである、三交代です。
こちらは、日勤、準夜勤、深夜勤の組み合わせです。準夜勤は、夕方~0時頃まで、深夜勤は0時頃~朝までのところが多いです。
メリット
- 1夜勤あたりの勤務時間が短い。
- 二交代に比べ、体力面・精神面での負担が少ない。
- 多忙な職場では、集中力を維持しやすい。
デメリット
- 準夜勤明けの休みや、新夜勤の前など、シフトパターンによって、休日の行動が制限されることがある。
- 3パターンのシフトがあるので、生活リズムの確立が難しい。
- まとまった休みがとりにくい。
こんな方におすすめ
- 家庭状況に合わせて、1回あたりの勤務時間が短い方がいい方。
- 長時間の勤務では、集中力が持続しにくい方。
- 体力面・精神面で不安を感じている方。
日勤のみ
次に、日勤のみの働き方について紹介します。
ライフイベントに合わせてなど、夜勤ができない状況となることがあります。
病棟だけでなく、病院の外来や、施設、訪問看護など様々な活躍の場があります。
メリット
- クリニックなど、診療時間に応じて、勤務時間が短いことがある。
- 夜勤がないので、生活リズムが乱れない。
- 家庭状況に合わせて勤務しやすい。
デメリット
- 夜勤がない分、収入面では夜勤ありに比べ、劣ることが多い。
- 勤務先によって、夜間のコール番などがあり、夜間の対応がある。
- 夜間帯を想定した、少人数での対応スキルなど、学べないことがある。
こんな方におすすめ
- 夜勤の負担が大きく、健康面で不安がある方。
- 結婚・出産・育児など、ライフスタイルの変化に合わせて、勤務形態を変えたい方。
- 家族との時間を大切にしたい方。
夜勤専従
次に、夜勤専従の働き方について紹介します。
日勤のみと正反対の、夜勤のみの働き方です。
夜勤だけと聞くと大変なイメージがある反面、高給与というイメージもあるのではないでしょうか。
メリット
- 夜勤のみで、手当ても加算されるので、給料が高い。
- 夜勤だけの生活なので、生活リズムを一定に保ちやすい。
- 日中の時間を自由に使える、休日数が多いなど、時間に余裕が生まれる。
デメリット
- 昼夜逆転の生活となってしまうので、体調管理が難しい。
- 日中の状況を把握しにくい。
- 人間関係が希薄になりやすい。
こんな方におすすめ
- 給料のよいところで働きたい方。
- 休日を多くとりたい、時間的な余裕が欲しい方。
- 体力面・精神面・集中力に自信のある方。
勤務形態で悩んでいる方へ
看護師の働き方を知ることで、自身のライフスタイルに合わせた働き方ができるかもしれません。
とはいえ、実際に勤務先を選ぶ際には、希望に沿った条件を探すのは、容易ではないと思います。それに加えて、勤務形態について直接交渉するのも、抵抗があるかと思います。
その際には、看護師の転職サイトを利用するのも一つの方法としてあります。
希望の条件を伝えることで、コンサルタントの方が、希望に沿った案件を提示してくれます。また、勤務形態などの条件についても、代わりに交渉してくれたりします。
おわりに
今回は、看護師の働き方について解説していきました。
様々な勤務形態があり、それぞれに一長一短あることが分かりました。
大変な仕事であり、時間外勤務もある中で、自身のライフスタイルに合わず、退職してしまった方や、復職をあきらめてしまっている方は、働き方を変えることで状況を一変できるかもしれません。
また、ハードな勤務で、自身のプライベートが確保できていない方は、自身の時間の確保ができるようになるかもしれません。
現在、働き方に対して悩んでいる方の参考にしていただけたら幸いです。